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【かすてら】「イベント会場を探している人」と「空きスペースを貸したいお寺」をつなぐサービス
【かすてら】「イベント会場を探している人」と「空きスペースを貸したいお寺」をつなぐサービス
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こんにちは、クリエイターのSHOJIです。
2019年5月14日、松阪市の中小企業ハンズオン支援事業に株式会社佛英堂が提供するサービス「かすてら」が選出されました。
松阪市の中小企業ハンズオン支援事業は単に補助金を支給するだけでなく、地元の中小企業1社に寄り添い、新たなサービスの創出やサービス提供プロセスの改善、マーケティングや販売戦略の構築から販売促進まで、様々な角度からサポートし企業の経営力向上を目指すとともに、地域を盛り上げていこうという画期的な事業です。
令和改元後初となるこの事業に選出された佛英堂の「かすてら」ですが、もちろん食べるカステラではありません(笑)。
では、いったいどんなサービスなのでしょうか?
かすてら
「かすてら」を漢字であてると「貸す寺」。なんだか雰囲気が伝わってきませんか?
そうです、佛英堂が提供する「かすてら」とは、「イベント会場を探している人」と「空きスペースを貸したいお寺」をつなぐオンラインマッチングサービスです。
日本にはお寺がどのくらいあるかご存知ですか?
文部科学省の宗教統計調査によると、寺院の数は77,256。
実はこれ、コンビニエンスストアの約55,000、公民館の約18,000を大きく上回る数なんです。
ですが過疎化が進む中、今後25年の間にその約4割近くの寺院が運営維持できない状況になるとも言われています。
実際にメディアでもとりあげられ、お寺の後継者不足や檀家の減少、少子高齢化や過疎化の影響などによって、全国の約7万7000寺のうち、約2万寺が住職のいない「無住寺」の状態となっているようです。
さらに宗教に帰属しないという「無宗教」の考え方や、核家族化で葬儀やお墓をより簡素なものにしたいという人の増加によって更に拍車がかかるとも考えられています。
かつて寺院では、寺子屋という名の私塾を開いて僧侶が先生として読み書きやそろばんを教えていたり、地域の行事が開催され近所の人たちが悩み相談にのってもらう姿が多く見られていました。
いわゆる地域コミュニティの中心的な役割をお寺が担っていたのです。
しかし近年では、ほとんどの人が葬儀や法事などの場面でしか寺院との関わりを持たなくなっています。
本来、お寺とはもっと気軽に人々が集まり交流し悩みを解消する場所であるべきで、弔事の時にだけ足を踏み入れる場所ではありません。
実はお寺の和尚様にも「もっと檀家さんにお寺に来てほしい!」「お寺に人が集まる企画を行いたい!」と思っている方は多くいらっしゃるようですが、普段お寺に行かない方には敷居が高く感じられ、連絡を取るのも億劫に思われがちです。
そこでこの両者がうまく“繋がる仕組み”を作れないかと思いこのサービスが企画されました。
ホテルの予約サイトのように簡単・安全にお寺の空きスペースの利用申請ができ、費用や利用条件も明確であることを目指し運営されています。
■特長
①気軽に利用できる
お寺だということで堅苦しく考えず、各種イベントやママ会・子供会など気軽にご利用できる。
②簡単に利用できる
面倒なお寺との調整も不要で、会員登録してオンライン予約するだけで簡単に利用できる。
③安心して利用できる
費用は利用料金のみで、志やお布施などは一切不要で安心して利用できる。
■かすてら
URL :https://castera.jp/
運営会社:株式会社佛英堂
所在地 :〒515-0083 三重県松阪市中町1993
まとめ
今回の中小企業ハンズオン支援事業で、選考対象10社の中から「かすてら」のようなサービスが注目され選出されたことに大変意義があるように思います。
2019年4月8日(お釈迦様の誕生日)にリリースされた新しいサービスですが、まずは松阪市の支援を受け地元を中心に活動を行い、全国へと発展していくことで、三重松阪だけでなく全国の寺院が活気づくことができる可能性を秘めています。そんな松阪発の面白いサービスを個人的にも応援したいと思います。
お寺が地域の生活に密着し、普段から気軽に足を運ぶ場所であってほしい・・・そんな想いの詰まったオンラインマッチングサービス「かすてら」。
「イベント会場を探している方」や「お寺に人が集まる企画を行いたい方」は是非このサービスをご利用してみてください!
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