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三重大学教育学部美術教育コースの卒業制作展を観に三重県立美術館へ

三重大学教育学部美術教育コースの卒業制作展を観に三重県立美術館へ

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こんにちは!クリエイターのRIMPEIです!

昨年度に続き、今年度も三重大学美術教育コースの卒業制作展へ行ってまいりましたので、その様子を写真を添えてみなさんにお届けしていきたいと思います。

三重大学美術教育コースの卒業制作展とは

まず三重大学美術教育コースの卒業制作展って何?という方も多くいるかと思いますので、簡単に説明します。

私の母校である三重大学の美術教育コースでは、毎年2月頃に三重県立美術館で卒業修了制作展(以下「卒展」)を行なっています。

学部生は卒業制作、大学院生は修了制作を展示しており、絵画作品等の平面作品に限らずデザイン・彫刻・絵画とそれぞれを専攻する学生の個性的な作品が一挙に並びます。さまざまなジャンルの作品が混在しており、普段あまり美術に親しみがない方でも気軽に楽しめる雰囲気となっております。

今年度は大学院生の出展が無いので、展覧会名を冒頭から「卒業制作展」と表記しております。
また諸事情により今年度は例年より2ヶ月ほど早い11月30日~12月4日の日程で催されました。

三重大学教育学部美術教育コースの卒業制作展を観に三重県立美術館へ
三重大学教育学部美術教育コースの卒業制作展を観に三重県立美術館へ

 

令和4年度の卒業制作展

今回の卒展のテーマは「 clip 」ということで、この卒展というのは「長い長いものづくりのうち“今”という一部を切り取ってお見せする場」という意味が込められているそうです。
https://mie-sotsuten.jimdofree.comより引用)

では早速今回の展示の様子や作品をザーッとお見せしていきます!
まずは絵画専攻生の作品です!

三重大学教育学部美術教育コースの卒業制作展を観に三重県立美術館へ

人物と食という二つの要素が自然に交わり、互いに良く影響し合っていてとても素敵な作品です!
幸せそう、美味しそう、優しそう、ほっこりする、お腹減ったなどなど、様々なポジティブな感想が浮かんできそうな絵画ですね。

三重大学教育学部美術教育コースの卒業制作展を観に三重県立美術館へ

あえて筆のタッチをしっかり残した作品で、離れて見ても近づいて見ても面白い作品です!
筆のタッチの強さや密度などよく見れば見るほど作者の感情や思いのようなものが伝わってくる気がします。

三重大学教育学部美術教育コースの卒業制作展を観に三重県立美術館へ
三重大学教育学部美術教育コースの卒業制作展を観に三重県立美術館へ

“音楽が与える感情を視覚的に表すことを目指した”という面白いコンセプトの作品です!
色や形、混ざり方、流れ、質感など様々な要素が複雑に絡み合っていて、とても目を引く作品ですごいパワーを感じました。

三重大学教育学部美術教育コースの卒業制作展を観に三重県立美術館へ

独特で不思議な雰囲気を持った作品で、この絵を見ると自分の中にいる様々な自分を俯瞰して見ているかのような感覚を覚えました。一枚ごとに何かを感じ、また三枚全てを見てまた違った何かを感じる、そんな不思議な作品でした。

三重大学教育学部美術教育コースの卒業制作展を観に三重県立美術館へ
三重大学教育学部美術教育コースの卒業制作展を観に三重県立美術館へ

綿(わた)を使った作品ですが、私たちが綿(わた)と聞いて想像するイメージとは大きくかけ離れた力強い印象を受ける作品です!

素材のイメージと出来上がった作品のイメージのギャップは見ていてとても面白いです。
絵画と言っても様々な表現方法があることがよくわかる作品ですね。

次はデザイン専攻生の作品です!

三重大学教育学部美術教育コースの卒業制作展を観に三重県立美術館へ
三重大学教育学部美術教育コースの卒業制作展を観に三重県立美術館へ

野菜や果物の断面に注目したこの作品は、水彩絵の具と消しゴムはんこで作ったスタンプを用いて制作されています。

水彩絵の具のふわっと滲んだ雰囲気と消しゴムはんこのクッキリと写る形が分離することなくうまくマッチしていて、新感覚な印象を受ける作品でした。

三重大学教育学部美術教育コースの卒業制作展を観に三重県立美術館へ
三重大学教育学部美術教育コースの卒業制作展を観に三重県立美術館へ

色使い、質感、構図、モチーフなどの要素がそれぞれ個性を持っておりそれらが絶妙なバランスで合わさっています。この作品は何を描いているのだろうかという想像がどこまでも膨らんでいくような作品でした。

次は彫刻専攻生の作品です!

三重大学教育学部美術教育コースの卒業制作展を観に三重県立美術館へ
三重大学教育学部美術教育コースの卒業制作展を観に三重県立美術館へ

服のシワの持つ偶然性や美しさに着目して制作された作品です。
作品の人物が来ている服の素材はそれぞれ異なり、それぞれの素材ごとのシワの魅力がこだわりを持って表現されていました。

作品自体は粘土を焼いた硬いものですが、服の内側のボディーラインを感じられて柔らかさやしなやかさが伝わってくるところも面白いポイントです。

三重大学教育学部美術教育コースの卒業制作展を観に三重県立美術館へ
三重大学教育学部美術教育コースの卒業制作展を観に三重県立美術館へ

一目見るとしばらく目を逸らせなくなるような、人の意識を底の方から引き込む力があると感じた作品です。

作品から感じるものが見る環境や見る人によって異なる作品だと思います。何度見てもその都度違った感情を抱くのではないでしょうか。
 

まとめ

今年度の卒展も個性的な作品がたくさんありました。昨年度の卒展とはまた違った雰囲気の作品ばかりでしたね。

毎年出展者が変わるので会場や作品の雰囲気も毎年違います。そこも卒展の魅力の一つです!
ぜひ昨年度の卒展の様子も以下のリンクからご覧ください。

また各作者の作品に関する説明や作品に対する思いなどが以下のSNSで投稿されていますので、気になる作品があった方はチェックしてみてください。

三重大学美術教育コース卒展のTwitterはこちらから
https://twitter.com/miesotsuten

三重大学美術教育コース卒展のInstagramはこちらから
http://instagram.com/miesotsuten

三重大学の美術教育コースの卒展は、タイプの違う様々な作品がひとつの会場に詰まっているとても魅力的な展覧会です。これまで美術に関心がなかったあなたも行けば必ずお気に入りの作品が見つかるはず!!

では、また来年度の卒展をお楽しみに♪
 

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