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Googleアドセンスで法人が米国税務情報(W-8BEN-E)を提出する手順

Googleアドセンスで法人が米国税務情報(W-8BEN-E)を提出する手順

Google関連サービスの豆知識

この記事は公開から1年以上経過しています。

こんにちは、チーフクリエイターのSHOJIです。

前回の記事『Google AdSense「正式な氏名がアカウント名と一致していない」の対応』でもお伝えしたように、2021年6月よりアドセンスにて収益が発生したアカウントに関しては米国税務情報の提出が必要となっています。

そこで、今回お届けする豆知識は『Googleアドセンスで法人が米国税務情報(W-8BEN-E)を提出する手順』と題して、法人アカウント向け税務情報の提出方法についてご紹介したいと思います。

法人向け税務情報の提出手順

それでは、法人が米国税務情報を提出する手順について説明していきます。

①[お支払い情報]→[設定を管理する]をクリック

Googleアドセンスで法人が米国税務情報(W-8BEN-E)を提出する手順

②「お支払いプロファイル」項目内「アメリカ合衆国の税務情報」横のアイコンをクリック

Googleアドセンスで法人が米国税務情報(W-8BEN-E)を提出する手順

③ 税務情報の管理画面にて[税務情報の追加]をクリック

Googleアドセンスで法人が米国税務情報(W-8BEN-E)を提出する手順

④「口座の種類:非個人/事業体」「米国の組織または法人:いいえ」にそれぞれチェック
個人事業主の場合は「DBA(ビジネス形態)名またはみなし事業体ですか?」にチェックを入れ屋号を入力

⑤ W-8納税申告用紙タイプを適宜選択
※一般的な株式会社の場合「W-8BEN-E」を選択
※米国との貿易や、米国内で事業を行っている場合は「W-8ECI」を選択

⑥[W-8BEN-Eフォームの記入を開始する]をクリック

Googleアドセンスで法人が米国税務情報(W-8BEN-E)を提出する手順

⑦「納税者番号」項目を入力
組織名:アルファベットで入力
・法人または組織の所在国:「日本」を選択
・事業体の種類:「企業」を選択
・外国のTIN:法人番号を入力

Googleアドセンスで法人が米国税務情報(W-8BEN-E)を提出する手順

⑧「住所」項目を入力
・お住まいの国や地域:「日本」を選択
・郵便番号:ハイフン付けずに入力
・都道府県:都道府県を選択
市区郡:アルファベットで入力
住所:アルファベットで入力
・「送付先住所は定住所と同じである」にチェック

Googleアドセンスで法人が米国税務情報(W-8BEN-E)を提出する手順

⑨「租税条約」項目を入力
・軽減税率の請求:「はい」にチェック
・「米国との租税条約の適用のある国の居住者」にチェック
・国:「日本」を選択
・「条約上の優遇措置の請求の対象となる所得の項目を受け取っている」にチェック
・「条約上の優遇都市に関する制限の要求を満たしている」にチェック
・優遇措置に関する制限:「所有/税源侵食テストを満たす会社」を選択
※一般的な非上場企業の場合「所有/税源侵食テストを満たす会社」を選択

Googleアドセンスで法人が米国税務情報(W-8BEN-E)を提出する手順

・「サービス(Adsense)」にチェック
・「条項と段落」を選択後、源泉徴収率「0%(軽減税率)」を選択
・「映画とテレビ番組(YouTube、Google Play)」にチェック
・「条項と段落」を選択後、源泉徴収率「0%(軽減税率)」を選択
・「その他の著作権(YouTube、Google Play)」にチェック
・「条項と段落」を選択後、源泉徴収率「0%(軽減税率)」を選択
・「条約の規定を満たしている理由」にチェック

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⑩「書類のプレビュー」項目を入力
・「~を誓約します」にチェック

Googleアドセンスで法人が米国税務情報(W-8BEN-E)を提出する手順

⑪「納税証明」項目を入力
署名:法人の代表者名をアルファベットで入力
・「~を表明します」にチェック

Googleアドセンスで法人が米国税務情報(W-8BEN-E)を提出する手順

⑫「米国内で行っている活動とサービス、および宣誓供述書」項目を入力
・米国内で行っている活動とサービス:適宜
※Googleへの自社サービの提供がない場合は「いいえ」を選択
・税務上の地位の変更に関する宣誓供述書:適宜
新規のアカウント、あるいは支払いをまだ受けていない場合には「お支払いを受け取ったことがない~」を選択

Googleアドセンスで法人が米国税務情報(W-8BEN-E)を提出する手順

⑬「税金に関するレポート」項目を入力
・「ペーパーレスでの配布に関する同意」にチェック

⑭[送信]ボタンをクリック

Googleアドセンスで法人が米国税務情報(W-8BEN-E)を提出する手順

送信完了後、税務情報の管理画面にてステータスが「承認済み」になれば完了です。

また、Googleから「税務情報が承認されました」のメールが届きます。

Googleアドセンスで法人が米国税務情報(W-8BEN-E)を提出する手順 

「確認書類が必要です」と表示された場合

前回お届けした『Google AdSense「正式な氏名がアカウント名と一致していない」の対応』記事がそうでしたが、AdSenseアカウント開設直後に作成した「お支払いプロファイル」内の「氏名」を日本語で入力していた場合、手順⑪の通り、米国に提出する税務情報については「アルファベット表記」で入力するため、日本語入力されたお支払いプロファイルと情報が一致しないことから、「確認書類が必要です」と表示され提出を求められます。

その場合は、お支払いプロファイルの氏名をアルファベット表記に変更した上で確認書類を提出しなければ、提出しても「正式な氏名がアカウント名と一致していない」アラートが延々と表示され続けるため注意が必要です。

詳しい手順については下記を参考にしてください。

『Google AdSense「正式な氏名がアカウント名と一致していない」の対応』
https://info-con.co.jp/tips/google-14-tax-information-alert/

Google AdSense「正式な氏名がアカウント名と一致していない」の対応 

提出した内容を変更したいとき

税務情報を提出して承認されたけど、後で内容を変更したくなった場合でも、税務情報を再度提出することが可能です。

その場合は「新しいフォームを送信」ボタンをクリックして、あらためて税務情報の入力を手順④から進めることになります。

Googleアドセンスで法人が米国税務情報(W-8BEN-E)を提出する手順 

あとがき

米国税務情報に関しては、法人の種類や状況によって提出内容が異なります。

今回ご紹介した内容については、あくまでも一例で、すべての法人に当てはまるものではありません。案内表示される内容をよく読んで、ご自身の法人や状況に合わせた設定を行い、税務情報を提出してください。

また、税金や法律に関して、Googleのサポート対象外となりますので、不明な点があれば税理士等の専門家にご相談ください。

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