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「Your Organization Name and/or Logo are blank」での改善対策!【WordPressサイトヘルス - All in One SEO Pack】
「Your Organization Name and/or Logo are blank」での改善対策!【WordPressサイトヘルス - All in One SEO Pack】
この記事は公開から1年以上経過しています。
こんにちは、クリエイターのSHOJIです。
WordPressを利用するにあたって、初心者にとって必須と言えるプラグインがいくつかあります。その中でも、特に重要度が高いのが「All in One SEO Pack」です。
・SEOのメタ要素の設定
・ソーシャルメディアの拡散効果を上げる OGP の設定
・クローラーの巡回を促す XML Sitemap の設定
・検索エンジンにWebサイトの構造を正確に伝える Schema.org の設定
といった、Webサイトへの流入数を増やすために必要なSEO対策を、このプラグイン一つで可能にしているからです。
そんな人気のあるプラグインAll in One SEO Packですが、バージョン 3.7.1 のリリースに伴い、サイトヘルスにて「Your Organization Name and/or Logo are blank」と改善表示されるようになった方が多くいらっしゃるようです。
これは、All in One SEO Packにおける「スキーマ設定(Schema Settings)」の設定不足によるものと思われます。
今回は、検索エンジンで上位表示を狙うためにも大切な設定となるAll in One SEO Packにおけるスキーマ設定(Schema Settings)の説明と設定方法について解説してみたいと思います。
- \\ 目 次 //
- 構造化マークアップ
- スキーマ設定(Schema Settings)
- サイトヘルスの確認
- 最後に
構造化マークアップ
スキーマ設定(Schema Settings)を説明する上で大切なのが「構造化マークアップ」です。
構造化マークアップとは、クローラーが持ち帰った情報(テキスト情報やコンテンツ内容)を検索エンジンが適切に理解してもらえるようにするための記述方法です。これにより、検索結果の精度が飛躍的に向上すると考えられています。
Googleは構造化データの規格として、
・data-vocabulary.org
・schema.org
上記2つをサポートしていますが、この「schema.org」は、Google、Yahoo、Microsoftが策定を進めてきた規格です。
また、schema.orgによって定められたマークアップ仕様として、
・Microdata
・RDFa Lite
・JSON-LD
上記3つが定められているのですが、この中でGoogleが推奨しているのが「JSON-LD」です。
HTMLソースコードの該当箇所の近くに構造化データを記述する「Microdata」や「RDFa Lite」とは違い、「JSON-LD」はHTMLのどこにでも記述可能で、かつ1カ所で記述できる仕様になっているため、比較的に記述やメンテナンスが簡単というメリットがありますが、適切なメンテナンスをしなければ、実際のHTMLの内容と構造化データの内容が一致しなくなるデメリットもあります。
このように、検索エンジンにWebサイトの構造を適切に伝える「Schema.org」を、Googleが推奨する「JSON-LD」で記述するよう簡単に設定できるプラグインがAll in One SEO Packなのです。
スキーマ設定(Schema Settings)
それでは、プラグインAll in One SEO Packにおけるスキーマ設定(Schema Settings)について解説していきます。
Schema.org マークアップを使用
チェックすることで、構造化マークアップを利用することができます。
サイトリンクの検索ボックスを表示する
「Disiplay Sitelinks Search Box」と表示されている場合がありますが、ここをチェックすることで、Googleの検索結果でサイト内検索ボックスを表示するための設定です。ただし、検索エンジンの判断によるため、必ず表示されるわけではありません。
ソーシャルプロフィールのリンク
運営しているSNSのURLを入力することで、ナレッジグラフカード(Googleの検索結果画面右側に出てくる情報)に表示させる情報を提供できます。※下図参照
個人または組織
「Person or Organaization」と表示されている場合がありますが、組織運営か個人運営かを選択する項目で、あてはまる方にチェックを入れます。以降は組織を選択した場合の解説となります。
組織名
「Organaization Name」と表示されている場合がありますが、組織名を記入します。
組織のロゴ
「Person or Organaization」と表示されている場合がありますが、組織のロゴをJPG・PNG・GIF形式のいずれかでアップロードします。
電話番号
「Phone Number」と表示されている場合がありますが、組織の電話番号を入力します。
連絡先タイプ
「Type of Contact」と表示されている場合がありますが、先に入力した電話番号の連絡先の種類を選択します。
サイトヘルスの確認
All in One SEO Packのスキーマ設定(Schema Settings)完了後、サイトヘルスを確認します。
「Your Organization Name and/or Logo are blank」の改善表示は、「組織名」および「組織のロゴ」の項目を設定したことで表示されなくなったかと思います。
最後に
今回は、サイトヘルスで「Your Organization Name and/or Logo are blank」と表示された場合の改善対策について解説してきました。
以前ご紹介した「1つ以上の推奨モジュールが存在しません」と同様に、サイトヘルスで緊急性のない「おすすめの改善」としての改善表示です。
ですが、スキーマ設定(Schema Settings)については構造化マークアップという検索エンジンで上位表示を狙うためにも大切な設定となるため、なぜこの設定が必要なのか知っておく必要があります。
その意味において、この改善表示をきっかけに、検索エンジンにWebサイトの構造を適切に伝える「Schema.org」を、Googleが推奨する「JSON-LD」で記述するよう簡単に設定できるプラグインがAll in One SEO Packだということを理解できたのは良かったのではないでしょうか。
構造化マークアップによって、Googleの検索結果においてナレッジグラフカードが表示されると、ユーザーの目を引くためクリック数にも影響を及ぼすので、まだ導入されていない方がおられたら是非この記事を参考に検討をしてみてはいかがでしょうか。
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