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アドセンス狩り対策!Ad Invalid Click Protector(AICP)設定方法【WordPressプラグイン】
アドセンス狩り対策!Ad Invalid Click Protector(AICP)設定方法【WordPressプラグイン】
この記事は公開から1年以上経過しています。
こんにちは、チーフクリエイターのSHOJIです。
以前に『アドセンス狩り対策にも必須!Google AdSenseとAnalyticsを連携する』記事において、アドセンス狩り対策のひとつとしてアドセンスとアナリティクスの連携についてご紹介しました。
そこで、今回の豆知識では『アドセンス狩り対策!Ad Invalid Click Protector(AICP)設定方法【WordPressプラグイン】』と題して、アドセンス狩り対策として代表的なWordPressプラグイン「Ad Invalid Click Protector(AICP)」についてご紹介してみたいと思います。
今回は特に、プラグインをインストールしただけでは無効なクリックを防げないため、最後の最後までしっかり手順に沿って設定してみてくださいね!
- \\ 目 次 //
- STEP.1 プラグインのインストール
- STEP.2 プラグインの設定
- STEP.3 広告ユニットコードと組み合わせ
- プラグインの効果
- あとがき
STEP.1
プラグインのインストール
① WordPress管理画面から[プラグイン]→[新規追加]を開く
②「AICP」で検索し、表示後[今すぐインストール]をクリック
③[有効化]をクリック
STEP.2
プラグインの設定
④ プラグイン一覧画面にて、プラグイン名下部の[Settings]をクリック
⑤ 設定項目を任意に変更して[変更を保存]をクリック
※デフォルトのままの設定で問題ないと思います
ここまでの設定で前半戦が終了するのですが、ここまでの設定だけではプラグインの機能が有効にならないため注意が必要です!
設定の後半戦も忘れずにチェックしてくださいね。
STEP.3
広告ユニットコードと組み合わせ
実はこのプラグインはインストール後、有効化しただけでは機能しません。機能させるためには、アドセンス広告ユニットのコードと組み合わせて利用する必要があります。
プラグインが正常に機能している場合、条件分岐内の「Ad Invalid Click Protector(AICP)」の関数『aicp_can_see_ads()』がポイントになり、通常であれば(true)を返して広告を表示させ、不正なクリックを感知すると(false)を返して広告を非表示にすると同時にIPアドレスを登録してブロックしてくれるのです。
functions.phpでショートコード化
ブログ記事の投稿内に広告ユニットを実装する場合、functions.phpファイルにてショートコード化したものを記述すると便利です。
この時に注意すべき点は、利用中のphpのバーションによってfunctions.phpファイルでの記述内容が違うことです。
ちなみに、WordPressの推奨PHPバージョンは7.4以上(2022年1月17日時点)となってますので、推奨バージョンを利用されている方は「PHP version >= 5.3,」のコードを参考にしてください。
「PHP version >= 5.3,」のコード
実際には「// ここにアドセンス広告ユニットコードを記述」の部分に各広告ユニットコードを記述してください。
また、この記述で生成されたショートコードは[ads_01]となるため、投稿画面などでこれを記述します。(※実際の記述では[ ]は半角になります)
「PHP version < 5.3,」のコード
WordPressにおいては「PHP 7.2」以前のバージョンについてはサポート終了となっているため、こちらのコードを記述する場合はPHPのバージョンアップも踏まえて考慮してみてください。
先ほどの「PHP version >= 5.3,」のコードと同様、実際には「// ここにアドセンス広告ユニットコードを記述」の部分に各広告ユニットコードを記述してください。
また、この記述で生成されたショートコードは[ads_02]となるため、投稿画面などでこれを記述します。(※実際の記述では[ ]は半角になります)
詳しくは「Ad Invalid Click Protector (AICP)」公式ページでもご確認いただけますので、参考にしてみてください。
参照:「Ad Invalid Click Protector (AICP)」公式ページ
プラグインの効果
プラグインの設定を行って正常に機能すると、ダッシュボードに「トータル」「過去24時間以内」「過去6時間以内」にブロックしたIPアドレスの数が表示されます。
さらに[Check All Banned User Details]をクリックすると、ブロックしたIPアドレスとクリック回数、ブロックした日時を確認することができるため、無効なトラフィックの問題が発生した場合にGoogleに報告する際の証明になります。
設置直後はプラグインが正常に機能しているか分からないため、手順⑤のプラグインの設定項目にある「配信国制限」「配信制限国コード」を利用して確認することが可能です。
「配信国制限」で「Yes」にチェック、「配信制限国コード」の入力ボックスに「JP」と日本の国コードを入力して[変更を保存]をクリックします。
設定後、実際にブログを確認してみてアドセンス広告が表示されていないことを確認。
プラグインの設定画面に戻って「配信国制限」で「No」にチェック、「配信制限国コード」の入力ボックスの「JP」を削除して[変更を保存]をクリック、あらためてブログを確認してアドセンス広告が表示されていればプラグインが正常に機能していると言えます。
あとがき
Google Adsense(アドセンス)を運用されている方であれば、一度は「アドセンス狩り」の被害を受けたことがあるのではないでしょうか?
ブログ等で掲載されているアドセンス広告を狙った迷惑行為のことで、悪意のある第三者によって一度に大量の不正クリックをされたり、他サイトにて広告コードを不正利用されることで、掲載元のサイトに大きな被害をもたらします。
広告表示の制限だけでなく、最悪の場合アカウント停止を受けるなど、何も対応策をとらず放っておくだけでは良いことはありませんので、被害に合う前に出来る限りの対策をしておきましょう。
また、プラグインを無効化する場合、そのまま無効化しただけではショートコードを貼った部分に「Fatal error(致命的なエラー)」が表示され続けるため、AICPを無効化、アンインストールする場合は必ず各ファイルに記述したAICP用のコードをすべて取り除いてから無効化してくださいね。
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